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エアリークテスターとは?空気漏れを可視化するための便利な検知ツールの特徴と活用方法

エアリークテスターとは、配管や装置内の空気の漏れ、すなわちエアリークを検出するために開発された専用機器です。空気圧を動力源とする工場設備では、空気の漏れは見過ごされがちなトラブルのひとつですが、実は運転効率の低下やエネルギーコストの増加など、企業経営に影響を与える深刻な問題へとつながる可能性があります。特に、微細な漏れは目視ではほとんど確認できず、耳で音を聞いても気づきにくいため、専用の検知装置を用いた点検が不可欠となります。

エアリークは、コンプレッサーや配管の継手部、バルブやシリンダーなど、あらゆる空気圧機器の接続部や可動部で発生する可能性があります。これを見逃してしまうと、稼働効率が著しく低下し、無駄な電力消費が増大する原因となります。したがって、エアリークテスターの導入は、見えないリスクを可視化し、効率的な運用を支えるための非常に有効な対策といえるのです。

エアリークテスターの種類と特徴

エアリークテスターには、使用目的や測定対象に応じていくつかの種類が存在します。それぞれの特徴を理解し、現場に最も適したタイプを選ぶことが、正確なリーク検知とメンテナンス効率の向上につながります。

  1. 超音波リークディテクター:最も広く使用されているタイプで、空気の漏れに伴って発生する高周波音(20kHz以上)を捉えて検知します。人間の耳には聞こえない音もキャッチできるため、極めて微細なリークにも対応可能です。視覚的に表示するディスプレイや、音を変換して聞かせるイヤホン、漏れ位置を示すガイドライトなど、直感的に操作できる機能が備わっている機種が多く、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
  2. 加圧検査式テスター:配管や装置を密閉し、一定の圧力を加えた状態でその圧力変化を時間経過とともに測定する方式です。漏れがある場合には圧力が徐々に低下するため、漏れ量を数値で管理できる利点があります。設備全体の健全性をチェックしたいときや、比較的大規模な配管ネットワークに適しています。
  3. スプレータイプ補助具併用型:テスター単体では検知しにくい部位については、石鹸水やリーク検知液を吹き付けて、泡の発生を目視で確認する方法もあります。この古典的な手法は低コストでわかりやすいため、簡易的な検査に向いていますが、高所作業や見えにくい箇所には不向きであり、超音波式などとの併用が推奨されます。

それぞれのテスターは、検査環境や用途に応じた長所と短所があるため、目的に沿った機種選定が重要です。最近では、Bluetooth機能やスマートフォン連携が可能なモデル、測定データを記録してトレースできる機種も登場しており、現場のニーズに応じた柔軟な対応が可能となっています。

エアリークテスターの活用シーンと導入のメリット

エアリークテスターの導入は、多くの産業分野において高い効果を発揮します。特に製造業や加工業の現場では、空気圧を用いた設備が常時稼働しているため、エアリークが発生すれば、業務全体に多大な影響を及ぼしかねません。以下のようなシーンでの活用が一般的です。

  • 定期的な保守点検におけるエアリーク検査
  • 新規設備導入後の初期状態チェック
  • 長期間使用している設備の劣化診断
  • 設備異常時の迅速な原因特定と対応
  • 省エネルギー活動の一環としてのリーク管理

テスターを活用することで得られるメリットは多岐にわたります。

  • メンテナンス効率の向上:事前に問題箇所を特定できるため、補修作業が的確かつ短時間で完了します。
  • コスト削減:無駄なエネルギー消費を抑え、電気代や運転コストを大幅に削減できます。
  • 設備寿命の延伸:リークによる負荷増加を防ぎ、コンプレッサーなどの主要機器の寿命を延ばすことができます。
  • 職場環境の改善:風切り音や圧力低下による作業ミスを減らし、作業者のストレスも軽減されます。

結果として、全体的な生産性の向上や品質安定にもつながるため、導入コストを上回る価値が期待できます。

導入時のポイントと注意点

エアリークテスターを効果的に運用するためには、導入前の下調べと運用体制の整備が必要です。まず、使用する環境の騒音レベル、測定対象の構造や材質、作業者のスキルレベルなどを考慮した上で、最適な機種を選定することが求められます。

また、操作が簡単であっても、適切な検知精度を保つには正しい手順に則った使い方が必要です。そのためには、マニュアルの整備や社内研修を通じて、複数人が機器を使いこなせる体制を構築することが重要です。

さらに、テスター自体の点検や保守管理も欠かせません。センサーの感度は長期間使用することで低下することがあるため、定期的な校正作業が必要です。バッテリーの残量確認、検知部の清掃、ソフトウェアのアップデートなど、日常的なメンテナンスも怠らないようにしましょう。

これらの準備が整っていれば、導入後も安定してエアリーク検知が行え、継続的な改善サイクルの構築につながります。

まとめ|エアリークテスターの活用が省エネ・安全・品質を支えるカギになる

エアリークは、設備運用の現場において見落とされがちな問題でありながら、その影響は決して小さくありません。空気の漏れが生じることで無駄なエネルギー消費が発生し、それに伴ってコストが増加し、機器の寿命が短くなるばかりか、製品品質や作業効率の低下にもつながります。

そのようなリスクを未然に防ぎ、効率的な運用体制を維持するためには、エアリークテスターの導入と活用が非常に有効です。テスターは、見えない問題を数値化・可視化することで、現場の課題を的確に捉えることができ、迅速な対応を可能にします。

長期的に見れば、1台のテスターの導入が、年間で数十万円、場合によっては数百万円規模のコスト削減に貢献することも珍しくありません。品質維持、省エネ、設備の安定稼働、作業環境の改善といったさまざまな面で効果が期待できるため、空気圧機器を扱うすべての現場で導入を検討する価値があります。

「気づかない漏れ」によって起きる損失をなくすために、今こそエアリークテスターを積極的に活用していくことが求められています。

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